田中樹くんに謝りたい。

度が過ぎた愛しさをあやまろうと思う

季節がめぐった

こんなふうに、大好きで、大切な、たったひとりのひとのお誕生日に何かをきちんと書こう、と思い立ったのが一か月以上も前で、気持ちはあふれ出るかと思いきや、大切な日に何を書き残そう、と指はなかなか動かないでいます。

 

わたしは、兎にも角にも田中樹くんのお顔が本当に本当に宇宙で一番好きです。

自分で以前のエントリに「とても」とかそういういらんもん(副詞か?)をつけると日本語は美しくなくなるという話をちょこっと書いたわりに、樹くんのお顔が好きだと言う時には、ありったけの副詞をつけないと気が済まない。

 

わたしはかつん生まれかつん育ちなので、元々兄の顔もよく見てはいたのですが(当時の担当はKの人ですが)、顔のつくりの良さというか整い方はやっぱり聖が田中家内でもズバ抜けているなぁと未だに思っています。なので、田中家というとあの濃い聖の顔のイメージが正直ついてるんだけど、実際あの兄弟の中では逆に聖が異色で。聖よりちょっと間の抜けた、普通の子というか、なーんか足りないよなあというお顔をしていたのが、突然ジュニアとして入ってきたちっちゃなじゅりちゃんでした。もちろん当時から爆発的に可愛かったし、自分でも「おれめっちゃかわいかったもん♡」っておっしゃってるくらいなので、天使には違いなかったんですけど。

 

こどもがこどもじゃなくなっていく過程を見られることは、アイドルを応援する身として大変に幸運でした。樹くんの、不安げに揺れるふわふわした目に、しっかりと意識と意志が宿っていくところを見ていられた経験とあの時間は、とても興味深かったです。

きちんと考えてみると、ほっぺの肉が落ちて、ふわっとしていた輪郭が段々と骨ばって、その分目が鋭くなって、黒目がちだった瞳にいろんな表情が加わって、そんな一つ一つが、明確に洗練されながら変わっていって、気が付いたら、世にも美しいひとになっていた。

 

横顔のシルエットが綺麗で、いつの間にか正面を向いて笑っていないその瞬間にも表情がつくようになった。

視線を持ちあげて、人より大きなその黒目にライトが反射してキラキラするその次の瞬間、斜め下に落とす視線に、いつの間にか憂いを感じられるようになった。

瞳を揺らして、口を固く閉じて、不安を露わにしていたその顔が、強く眉根を寄せて、瞳を逸らさずに前を見据えて、片方の口角を静かに持ち上げて、いつの間にか自信をつけてステージに立つようになった。

何かを考えるように視線を下ろした後、対象を捉えてパッと笑顔になる瞬間、ステージが華やぐようなその笑顔を、忘れないで、変わらないでいてくれていた。

誰かの後ろで、誰かの後を追って、ステージに立つその甘えたかわいい顔が、自分の足で、たくさんのものを背負ってステージに立つ強さがにじみでる、大人の顔になった。

 

決して強がりとか虚勢を張っているわけではなくて、わたしはどんな日の樹くんのお顔にも、不満を持ったことがありません。もうこれだけは、何を考えても、何を語っても、たぶん無理ですw 本能的に何よりも田中樹くんのお顔が好きです。毎公演、いや毎日、樹くんのお顔のかっこよさに驚いている。

 

大きく口を開けて手を叩いて大笑いする顔も、呆れて困ったように笑う顔も、恥ずかしそうに顔を隠しながら笑う顔も、優しく、ゆっくりと笑う顔も。

悔しそうに歪む口元も、なるべく感情を悟られないようにって気持ちの見える瞳も、実は感動屋でうっすらと涙が溜まりだすその下瞼も。

全部全部焼き付けたい。全部全部、樹くんのお顔が好きです。

 

わたしが見てこられたのは、決して長い時間ではないのに、年齢を重ねていくうちに、びっくりするくらい、いろんなことが変わった。びっくりするくらい、いろんな表情を見てきたし、きっと今じゃもう見られない表情もたくさんある。

その顔を、その表情を見ているだけじゃ、樹くんが本当に、本当は何を考えて、どんなひとで、どんな未来を描きながらここまで生きてきたのか、わたしには一つもわからないけど、自分を見つめるたくさんの目に向かって「ついてきてくれたら」と言えるひとになるなんて、思っていなかった。そんな言葉を紡ぎ出せる21歳の樹くんになって、今もわたしの観にいくステージに、いつだって宇宙一かっこよく、立っていてくれることが、誇らしくて嬉しいです。

 

今日の樹くんは今日だけだから、本当は時間が過ぎていくのも惜しい。ずっと目に焼き付けていられないことが悔しい。

でも、明日の樹くんは、絶対に今日の樹くんよりもっとかっこいいから、早く明日の樹くんを見つめたい。時間を重ねて、見たことのない恰好よさを生み出す樹くんに、早く驚きたい。

 

22歳の樹くんは、どのくらい恰好いいんだろう。

どのくらい見たことのないものを見せてくれるんだろう。

どのくらい好きを上書きして、更新させてくれるんだろう。

今日も矛盾ばかりのおたく生活だけど、今年もとても悔しくて、とてもとても楽しみです。

 

田中樹くん、お誕生日おめでとうございます。