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田中樹くんに謝りたい。

度が過ぎた愛しさをあやまろうと思う

春が終わった

(5/4追記:ツイッターにも書いたけど、実はこの記事はさいたま公演が終わったわりと直後に書き上がってしまっていました。大阪公演が終わったら追記するかも、とか書いたけどもはや祭りを見過ぎたせいか、一日だけだからなのか、大阪は単純に楽しくて単純に自担がかっこよくて、それで終わってしまったので、特に以下のような複雑な感情も湧きあがらないままに帰りの新幹線に乗ってしまった。ので、これは実質横アリとさいたま公演の感想?ですが、ほぼそのまま上げてしまいます)

 

このブログを作成してから二度目の春が終わった。

わたしは、このブログの最初の記事となった去年のセクゾツアーバックの樹くんがとっても好きで、未だに楽しかったと口走っています。結局どんな樹くんも好きだというところに終着してしまうので、あんまり書けないんだけど、やっぱり真剣にダンスに取り組む樹くんを見ることが、意外や意外好きだったりします。

だけど今年の春は「バック」じゃなかった。「田中樹」くんは、「ストーンズ」であり「ジュニア」だった、と同時に、でしかなかった。というのがこの記事の話。です。

 

余談ですが、さいたま公演の二日目の夜、わたしがお仲間に入れていただいている尊敬すべき皆様との飲み会にて、「あなたの自担はどこから?」的な話になった。見事にB少年に推しをつくっていらっしゃる皆様が「中3って素晴らしい~!」って話をなさっていたからです。

わたしは明確な担降りを表明したわけじゃないし、推し期間もあったのでそこについてはなんとも言えないけど、 樹くんのことを「『樹先輩』だと思ったのが樹くんが中3の時だった」というところに行きついて、中3ってすごい…と確かに思った。アイドルとして生きはじめた男の子達が、最初に顔が変わりだす時期がそのくらいなのかもしれないなぁとふっと思っています。最近考えてきていることと重なるし、B少年推しの皆様にもっとお話も聞きたいし、全然まとまらないけどまたいつか考えたい。

 

***

 

3月末から始まった祭りがついに終わりました。

まあ内容というかコンサートの構成自体はそんなに特筆すべきものだとも思わなかったけど、樹くんがわたしの大好きなあの宇宙一の顔面を引っ提げてステージに立っているという時点で幸せを感じないことがないので、例外なく楽しかった。

 

何より、さいたまスーパーアリーナでの最初のストーンズメドレー、shake it up→HELL,NO→愛のコマンド→Amazing!!!!!!の、ヘルノー愛コマラップが素晴らしかった。東西の時もハイパーラップタイムがいくつか用意されてて、これもその一つではあったけど、さいたまスーパーアリーナはワケが違った。

はじまるメンバーによる「ジュリー!」のコール、その瞬間にさいたまスーパーアリーナ中央頭上の大きなスクリーンが切り替わって、田中樹くんただ一人の顔面だけが映し出される。たくさんいるジュニア達、その中の一人がカメラに抜かれているわけじゃない。明確に、「田中樹」くんが、スクリーンに映し出される。

青く光るペンライトを力いっぱい振りながら、わたしは混乱していました。

とにかく何にも誰にも負けないほど大好きな樹くんのお顔、それが恰好よくて恰好よくて仕方がないこと、樹くんにだけ許されたあの時間、日常には存在しえない大きさのスクリーンに会場の真中で映し出される樹くんの一挙一動と、表情。

胸がヒリヒリした。

見ている、と思った。

人々が、こんなにも恰好いい樹くんを見ているんだと思った。そして樹くんは明確に見られているんだと思った。こうやって、わたしからすごくすごく遠い、手の届かない世界で、光り輝く樹くんが眩しくてさみしくてかなしくて、嬉しくて、誇らしくて、全部の気持ちがぐちゃぐちゃになる。そのくらいひとの気持ちをかき乱す樹くんが、語彙が少なくて悲しいけど、すごいと思った。

あの瞬間がこわかった。ゾクゾクした。樹くんをみてきていると、たまにこんな瞬間がある。その世界を見せてくれる瞬間がはじまってしまうことも、その時間が終わることもこわいような、緊張感のある張りつめた、いつもわたしが見ているかっこいい樹くん、と何かが違うその時間。横浜アリーナでは想像していなかった。この、何十人とジュニアが出る、品評会ライブの中にその瞬間があるであろうこと。その瞬間を、樹くんがつくりだしてくること。

 

そしてここからは、もうひとつのこわかったこと。

 

何を言ったってやっぱりジュニアはジュニアでしかなくて、本当に彼らがみせたい世界は、別にあるのかもしれない。そして、それは外的要因への責任転嫁だけでなくて、やっぱりジュニアはジュニアでしかなくて、本当はわたしたちがみたい世界も、別にあるのかもと思ったりもした。

アンコールの勇気100%の終盤、センターステージに全ジュニアが揃う。あんなに小さなステージに、あんなに大勢の「ジュニア」が集まって、わたしは双眼鏡を覗く。それなのに、大勢の同じような体格の男の子に紛れて、わたしの好きな子をわたしは双眼鏡の円の中に、満足に収めることができなくなる。恐ろしかった。わたしが世界の中心をそこに据えてみつめている男の子が、たくさんの男の子、「ジュニア」たち、に紛れていくこと。でも、そういうことなんだと思った。

勘違いも、思いあがりも、自惚れも、嫉妬も、期待も、希望も、失望も、いろんなものが渦巻く会場で、わたしの大好きなたったひとりの彼は、何を思っていたんだろう。笑っていたかな。楽しかったかな。隣に立つ自分の仕事仲間を、どんな気持ちで眺めたかな。

自分の大きさを、どう認識したのかな。

 

わたしにはわからないです。具体的な言葉を出すなら「デビュー」と、高らかに口に出しているひともたくさんいます。でも、わたしにはそれとの距離が全くわからない。遥か彼方遠くにあるものかもしれないし、隣にあるものかもしれない。これは諦めではなくて、わたしがこの記事で書きながら整理したように、わたしの狂った世界の中では、わたしの大切な大好きな男の子を、一番に、真中に位置付けることしかできないから。

でも実際の、「ナンバーワンにならなくてもいい」なんて歌いながら、あの大きな会場を、同じような白いスーツを着た男の子たちが一回りできるような世界も、同じくらいきっと狂っていて、だから何もわからないです。

でも、わたしができること、というかしたいことは、その世界の中に樹くんが自分でみつけた、「瞬間」があったなら、わたしは田中樹くんのファンだから、それだけを肯定して、それだけを探し続けることしか結局ないなぁと、また同じ結論だけど。

 

それに。

夢を見て、傷ついて、倒れて、立ち上がる姿を見ることも、アイドルを応援する醍醐味で、わたしもそうしてきた頃もあったけど、今は。もう田中樹くんだけを信じて、田中樹くんだけを肯定してファンをやっていることが幸せなんだと、皮肉にも今回のライブで深く気づいてしまいました。紛れもなくわたしにとっては樹くんはナンバーワンでしかないので、オンリーワンなんか目指さなくていいし、ナンバーワンの枠しかないんです。

 

わたしが大好きなのは、「田中樹」くんただ一人です。でも樹くんは「ジュニア」のうちの一人でした。

この春って、何だったんでしょう。